脱臼(だっきゅう)

関節がはずれて、骨の位置が関節からずれてしまった状態が脱臼です。脱臼には疾患によるものと、衝撃などの外傷によるものがありますが、外傷性の脱臼では自分では動かせないほどの痛みと関節の変形が生じます。医師の処置ですぐに骨を元の関節の位置に戻し、1~2週間固定するとほとんどは回復しますが、治療をしないで放置していたり、骨折をともなうときは手術が必要になることもあります。

日常生活から考えられる原因

1 転倒やスポーツなどによる関節への過度の負荷

転倒や衝突による衝撃などの外傷で、関節に大きな力がかかると脱臼することがあります。最も脱臼しやすいのは、肩関節です。スポーツをしている最中に転倒して腕を伸ばして手をついたときや、ボールを投げたりラケットを振ったり、大きく肩を動かしたときなどによく起こります。肩以外では、あごやひじ、指など、よく動かす部分にみられます。

2 疾患による脱臼

幼児期の骨髄炎や関節炎では、炎症によって毛細血管などから分泌される滲出(しんしゅつ)液が関節を覆う関節包に溜まることで、関節包が広がって脱臼が起こることがあります。また、ポリオなどの神経麻痺や脳性麻痺によっても脱臼を引き起こすことがあります。その他、生まれつき大腿骨を支える骨盤側のくぼみの形が悪いと股関節の脱臼を起こしやすくなります。

脱臼(だっきゅう)の症状

1 激しい痛みと関節の変形

外傷性の脱臼の場合、ガクッという音とともに関節が変形します。また、関節周囲のじん帯なども損傷するため、激しい痛みと腫れが生じます。さらに、本来の関節の動きが制限されます。関節に骨折をともなうこともありますが、脱臼だけでも関節の変形が起こりますから外見上はわからない場合もあります。

2 足の開きや左右の長さの違い

幼児期にみられる股関節の脱臼では、膝を曲げた状態で開脚をすると開きが悪かったり、ポキポキやクリッという股関節がはずれたりはまったりする雑音や感触があります。また、両足を伸ばして比べたときに左右で長さや太ももやおしりのしわの数が違う場合は、片側の足だけが脱臼している可能性があります。これらはとくに女児に多くみられ、男児の5~8倍の頻度で起こるとされています。

対処法

1 迅速に診察を受ける

見た目は単純な脱臼に見えても、剥離(はくり)骨折をともなっていることがよくあります。むやみに引っ張って元に戻すようなことはしないで、早急に整形外科を受診するのが原則です。無理に引っ張ることによって欠けた一部の骨がずれたり、じん帯を痛めたりすることがあります。脱臼は早急に整復しておかないと重篤な後遺症が残ることがあります。まずは迅速に受診して骨や関節のずれ方や脱臼に骨折がともなっていないかレントゲンで確認することが重要です。

2 乳幼児の先天性股関節脱臼は整復治療を受ける

乳幼児の股関節の脱臼の場合、痛みはありませんが治療しておかないと関節が変形し、痛みや歩行困難を起こすおそれがあります。一般的には生後3ヶ月の健診で診断されますが、おむつ替えのときなどで異変に気付いたときには小児科または整形外科で治療を受けるようにしましょう。

出典元:タケダ健康サイト

トレーニングで鍛える

肩のインナーを強化する運動

回数:10回×3セット

STEP1:チューブを掴み、肘を90度に曲げます。
STEP2:脇を閉じて腕を内側に回します。
STEP3:ゆっくりと元の位置に戻します。繰り返し行います。
注意点:身体を内側に回さないように注意してください。手首だけで動かさないように注意してください。

※注意事項※
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)を行なった際に体に異変が生じたり、強い痛みを感じた場合はすぐに中止し、専門機関に相談した上で専門医の指示に従ってください。
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)において生じたいかなる事故・クレームに対して、弊社、監修者は一切の責任を負いかねます。

動画提供元:株式会社リハサク

肩甲骨を支える筋肉を強化する運動

回数:10回×3セット

STEP1:肩の真下に肘をつきます。
STEP2:肘で床を押し、背中を丸めます。
STEP3:胸を前方に出しながら、脊中を反ります。
STEP4:2つの運動を繰り返し行います。

※注意事項※
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)を行なった際に体に異変が生じたり、強い痛みを感じた場合はすぐに中止し、専門機関に相談した上で専門医の指示に従ってください。
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)において生じたいかなる事故・クレームに対して、弊社、監修者は一切の責任を負いかねます。

動画提供元:株式会社リハサク

肩のインナーを強化する運動

回数:10回×3セット

STEP1:床に両肘をついた姿勢をとります。
STEP2:肘で床を押し、みぞおちを持ち上げ、背中を丸めます。
STEP3:姿勢を維持したまま、両手を外側へ開きます。
STEP4:その後、ゆっくりと元の位置に戻し繰り返し行います。
注意点:肩甲骨を離した状態をキープしてください。

※注意事項※
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)を行なった際に体に異変が生じたり、強い痛みを感じた場合はすぐに中止し、専門機関に相談した上で専門医の指示に従ってください。
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)において生じたいかなる事故・クレームに対して、弊社、監修者は一切の責任を負いかねます。

動画提供元:株式会社リハサク