外反母趾(がいはんぼし)

足の親指の付け根の骨が変形して外側に突き出し、第1指(親指)がくの字に曲がって第2指(人差し指)の方に向くのが外反母趾です。親指の付け根が靴に当たったり、親指が人差し指と重なって圧迫による痛みが生じ、悪化すると歩くことすらままならなくなることもあります。

日常生活から考えられる原因

1 歩き方のくせや体質

かかとから着地するのではなく、つま先や足全体を地面につけるような歩き方をしていると、足の親指の付け根に負担がかかりやすくなります。また内股の人も、歩いていると自然に親指の付け根に負荷がかかります。負荷を受けた親指は、徐々に変形して曲がっていき、外反母趾を引き起こします。

2 合わない靴による足の圧迫

サイズの小さい靴や先が細い靴は、足を圧迫するので親指が変形する原因となります。ヒールが高い靴も足が前に滑りやすくなるため、つま先に負担がかかり外反母趾を引き起こしやすくなります。合わない靴やヒールの高い靴は足を圧迫するだけでなく、歩くときに膝が曲がったり、歩く姿勢が悪くなったりすることで関節に負担をかけるため外反母趾の原因の一つと考えられています。

3 筋力の低下

太古の昔は手と同じように、足も自由に物をつかんだり、横に広げることができました。しかし進化の過程や、生活習慣の変化などによって徐々に足の親指を横に広げるための筋肉が弱まり、足の横のアーチが崩れて全体的に横に広がることが多くなりました。足のアーチが崩れることで、足の親指の角度を保つ筋肉の力が低下して外反母趾を引き起こします。

外反母趾(がいはんぼし)の症状

1 親指がくの字に曲がり、付け根と靴がこすれて痛む

初期の外反母趾の親指の角度は10~15度で、この頃には痛みはほとんどありません。しかし、20度以上になると、親指がくの字に曲がり親指の付け根が大きく飛び出て、この部分と靴がこすれて痛みが生じます。一度親指の変形が進行すると、元に戻りにくくなるので、外反母趾は何よりも予防が重要になります。

日常生活でできる予防法

1 正しい歩き方でウォーキングをする

正しい姿勢で歩く習慣をつけたり、足の筋力を強化することは外反母趾の予防になります。まず、手を振りながら少し大股で歩き、かかとから着地しましょう。こうすると自然と背筋が伸びます。さらに、上から吊られているようなイメージで上半身をまっすぐにして、肩の力を抜くと全体の姿勢が綺麗になります。普段からこの歩き方を心がけて、少しでも多くウォーキングするようにしましょう。

2 自分に合った靴を履く

靴は(1)サイズ、(2)横幅、(3)かかとがフィットしているか、(4)つま先が曲げられるだけの高さの余裕があるかという4つのポイントを全て満たす物を履くと足に負担がかかりません。パンプスの場合は足先に余裕があって前に滑らず、かかともしっかり安定しているものを選びましょう。また、平日に仕事でパンプスを履いていることが多いという人は、休みの日はなるべくリラックスできる運動靴で過ごすことをおすすめします。

対処法

1 自分に合った靴で痛みをやわらげる

外反母趾になったときに、前と同じような靴を履いていては症状が悪化する一方です。サイズや横幅、かかとのフィット感などを再度確認するようにしましょう。シューフィッターがいる靴販売店で足の形を見てもらうのも一つの方法です。また、外反母趾を矯正する目的でつくられた市販のサポーターや装具などがありますが、これらは整形外科医の指導を受けたうえで使うようにしましょう。

2 足の体操を行う

足の親指を引っ張ると角度が元に戻るような初期の外反母趾は、体操が有効です。まず、幅の広いゴムバンドを用意して両端に足の親指が入る輪をつくりましょう。そのゴムバンドを両足の親指に引っ掛け、床に足を投げ出して座り、両足の踵を合わせたまま足先を扇のように開いて親指を外側に引っ張り、限界まで引っ張った状態を5~10秒保ちましょう。この運動30回を1セットとして、1日に3セット行いましょう。

3 病院で診察を受ける

足の親指が曲がっていたり、足と靴がこすれて痛いときには、整形外科で診察を受けましょう。靴を履かなくても激痛が走るようなときは、だいぶ悪化していると考えられますので、早急に受診しましょう。

出典元:タケダ健康サイト

トレーニングで鍛える

お尻の筋肉を強化する運動

回数:10回×3セット

STEP1:横向きで両下肢を曲げて合わせます。
STEP2:踵をくっつけたまま股関節を開きます。
STEP3:その後ゆっくりと閉じます。
注意点:腰が開かないように注意してください。

※注意事項※
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)を行なった際に体に異変が生じたり、強い痛みを感じた場合はすぐに中止し、専門機関に相談した上で専門医の指示に従ってください。
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)において生じたいかなる事故・クレームに対して、弊社、監修者は一切の責任を負いかねます。

動画提供元:株式会社リハサク

足底の筋肉を強化する運動

回数:10回×3セット

STEP1:椅子に座り踵・親指・小指を床にしっかりと着けます。
STEP2:地面をつかむようなイメージでアーチを上げます。
STEP3:アーチを下げ、繰り返し行います。
注意点:足の指を曲げないように注意してください。

※注意事項※
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)を行なった際に体に異変が生じたり、強い痛みを感じた場合はすぐに中止し、専門機関に相談した上で専門医の指示に従ってください。
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)において生じたいかなる事故・クレームに対して、弊社、監修者は一切の責任を負いかねます。

動画提供元:株式会社リハサク

セルフケアでメンテナンス

ふくらはぎの筋肉を柔らかくするストレッチ


回数:10秒×10セット

STEP1:壁に手をつき片足を前方に出します。
STEP2:前方の膝を曲げ、体重をかけます。
STEP3:踵を浮かさないように注意し、元の姿勢に戻ります。
注意点:踵が浮かないように注意してください。


※注意事項※
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)を行なった際に体に異変が生じたり、強い痛みを感じた場合はすぐに中止し、専門機関に相談した上で専門医の指示に従ってください。
・本ページ掲載のストレッチ・運動・消炎処置(アイシングなど)において生じたいかなる事故・クレームに対して、弊社、監修者は一切の責任を負いかねます。


動画提供元:株式会社リハサク